営業資料や提案資料を送ったあと、
「ちゃんと読んでもらえたのだろうか」
「どこがネックになって検討が止まったのだろう」
「『検討します』と言われたまま連絡が途絶えてしまった」
と感じたことはないでしょうか。
営業資料は送ることができても、相手が資料のどこで疑問を感じ、なぜ問い合わせや商談に進まなかったのかまでは見えにくいものです。
そんなBtoB営業の課題に着目したサービスが、株式会社Rinの「きける資料」です。
きける資料は、現在使っている営業資料や提案資料をもとに、見込み客がAIへ質問できる専用URLを作成できるサービスです。
資料を受け取った相手は、営業担当者には直接聞きにくい料金や導入方法、他社との違いなどをAIへ質問できます。
さらに、企業側には質問内容が記録として残るため、「見込み客が何を気にしているのか」を知る材料にもできます。公式サイトでは、よく聞かれた質問や回答できなかった質問、離脱前の質問などを管理画面から確認できると案内されています。
一方で、比較的新しいサービスのため、現時点では第三者による口コミや評価が豊富に蓄積されているサービスとはいえません。
そこでこの記事では、口コミだけではわかりにくい部分も含めて、
- きける資料とはどんなサービスなのか
- 運営会社はどこなのか
- どのような特徴があるのか
- 料金はいくらかかるのか
- メリット・デメリットは何か
- どんな企業に向いているのか
をわかりやすく紹介します。
「営業資料を送ったあとの反応が見えない」と悩んでいる方は、自社の営業に活用できそうか確認してみてください。
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きける資料は、普段使用している営業資料や提案資料を、「AIに質問できるURL」に変えられる営業支援サービスです。
見込み客が疑問をその場でAIへ質問できるだけでなく、
「どんなことを聞かれたのか」
「AIが答えられなかったのは何か」
「問い合わせに進む前に何を気にしていたのか」
といった情報を企業側で確認できることが大きな特徴です。
特に、
「営業資料を送ったものの返事が来ない」
「検討しますと言われた後、なぜ商談が止まったのかわからない」
という企業にとっては、これまで見えなかった見込み客の疑問を知るための選択肢になります。
料金は初期設定費用49,800円(税込)に加えて、月額2,980円(税込)から。
月額利用料はチャットページ公開後30日間無料で、最低利用期間もありません。
一方で、現時点では第三者による口コミがまだ多くないため、「評判が良いから」という理由だけで契約を決めるサービスではないでしょう。
むしろ、きける資料は実際の画面を触ったほうが仕組みを理解しやすいサービスです。
公式サイトでは、訪問者が利用するのと同じようにAIへ質問できる見本が公開されています。
営業資料を頻繁に送っているものの、
「その後の反応がわからない」
「見込み客が何を不安に感じているのか知りたい」
「営業資料を勘ではなく実際の質問から改善したい」
と感じているのであれば、まずは公式サイトの見本を触り、自社の営業資料に置き換えた場合をイメージしてみるとよいでしょう。
きける資料の口コミ、評判
きける資料について調査しましたが、2026年8月時点では、第三者による具体的な利用者口コミやレビューはまだ多く確認できませんでした。
そのため、
「利用者から高評価が多い」
「導入企業のほとんどが成果を実感している」
といった評価を現段階で判断することはできません。
口コミが少ないのは検討時の注意点ですが、必ずしもサービスの良し悪しを意味するものではありません。
きける資料は比較的新しいサービスなので、長期間提供されているSaaSなどと比べると、口コミが蓄積されていないのは自然とも考えられます。
だからこそ、導入を検討する場合は口コミだけを見るより、
「自社の営業資料を送った相手が、この仕組みを使う場面を想像できるか」
を確認することが大切です。
公式サイト自体が「きける資料」の見本になっており、実際にAIへ質問する操作を試せます。
文章で機能を読むだけではイメージしにくいサービスなので、気になる場合はまず見本を実際に触ってから判断する方法がわかりやすいでしょう。
きける資料とは
| サービス名 | きける資料 |
| 運営会社 | 株式会社Rin |
これまでPDFやPowerPointなどの営業資料をメールで送っていた場合、相手に資料を読んでもらったあと、疑問があれば営業担当者へ連絡してもらう必要がありました。
しかし実際には、
「わざわざ担当者に聞くほどではない」
「営業されそうなので問い合わせにくい」
「料金だけ知りたい」
と考え、疑問を残したまま資料を閉じてしまう人もいるでしょう。
きける資料では、営業資料をもとに専用のAIチャットページを作成します。
見込み客は受け取ったURLを開き、資料を確認しながら気になったことをその場でAIへ質問できます。
たとえば、
「料金には何が含まれていますか?」
「導入までどれくらいかかりますか?」
「自社のような規模でも利用できますか?」
「他のサービスとは何が違いますか?」
といった疑問です。
さらに、質問して終わりではありません。
どんな質問がされたのかが企業側にも残るため、「価格で迷っている人が多い」「導入方法について説明が不足している」など、営業資料を見直すための材料として活用できます。
単なる「営業用AIチャット」ではなく、見込み客の疑問を拾い、次の営業活動や資料改善につなげることを目的としたサービスと考えるとわかりやすいでしょう。
営業資料をAIに質問できるURLにできる
最大の特徴は、普段利用している営業資料をもとに、質問に回答してくれるAIチャットページを作成できることです。
新しい営業システムへ相手を登録する必要はなく、URLを送るだけで利用できます。
営業資料を送るメールへURLを追加したり、QRコードを名刺やチラシへ掲載したりすることもできます。
これまでの営業方法を大きく変えずに導入しやすい点はメリットでしょう。
見込み客の質問を確認できる
きける資料で注目したいのが、質問データを企業側で確認できることです。
管理画面では、
- よく聞かれた質問
- AIが答えられなかった質問
- 問い合わせに進まなかった会話の最後の質問
- 問い合わせにつながった会話
- 日別の質問数
- 利用された曜日や時間帯
- 配布場所ごとの反応
- AIとのやり取り
などを確認できます。
たとえば「料金について同じ質問が何度も出ている」のであれば、営業資料の料金説明がわかりにくい可能性があります。
「導入方法について聞かれることが多い」なら、導入手順を資料へ追加するといった改善も考えられます。
営業担当者の感覚だけではなく、実際に見込み客が質問した内容から資料を改善できるのが、きける資料ならではのポイントです。
AIが資料にない情報を無理に断定しない設計
営業資料へAIを導入する際、
「AIが間違った料金を回答しないか」
「できないことを『できます』と言ってしまわないか」
と不安になる方もいるでしょう。
きける資料では、提供資料にない情報について推測で回答しないよう設計されています。
資料から判断できない場合には、無理に回答するのではなく担当者への問い合わせにつなげる仕組みです。
ただし、AIによる回答の正確性や完全性が保証されているわけではありません。
契約条件など重要な内容については、最終的に担当者へ確認してもらう運用が必要です。
配布先ごとに反応を比較できる
きける資料では、同じチャットページでも配布場所ごとにURLやQRコードを分けられます。
たとえば、
- 営業担当Aのメール
- 営業担当Bのメール
- 展示会
- チラシ
- 名刺
- ホームページ
といった形です。
配布リンクは1契約につき20本まで追加料金なしで発行できます。
「展示会から来た人は何を聞いているのか」「どの営業担当者の資料が質問につながっているのか」などを比較できるため、営業施策を見直す材料にもなるでしょう。
自社ホームページにも設置できる
専用URLとして送るだけでなく、自社ホームページへの埋め込みにも対応しています。
サイト右下へチャットボタンとして表示したり、特定ページへ組み込んだりできるため、営業資料以外から訪れた人の疑問解消にも利用できます。
きける資料の料金は?
きける資料を検討するときに気になるのが料金です。
現在の料金体系は、初期設定費用+利用量に応じた月額料金となっています。
| プラン | 料金(税込) | AIとの会話数 |
| 初期設定費用 | 49,800円 | ― |
| プラン1 | 月額2,980円 | 月150往復まで |
| プラン2 | 月額4,980円 | 月300往復まで |
| プラン3 | 月額9,800円 | 月600往復まで |
| プラン4 | 月額14,800円 | 月900往復まで |
| プラン5 | 月額19,800円 | 月1,200往復まで |
初期設定費用には、資料の読み込みや回答範囲の整理、専用チャットページの制作などが含まれます。
月額料金にはチャットページの運用・保守のほか、管理ダッシュボードでの質問分析や質問履歴の提供などが含まれています。
月額2,980円から利用できる
以前の料金情報では月額19,800円と紹介されている場合がありますが、2026年8月29日時点の公式サイト・利用規約では、利用量によって選べるプラン制になっています。
最も低いプランは月額2,980円(税込)・150往復までです。
そのため、まず小規模に利用してみたい企業でも検討しやすくなっています。
30日間は月額利用料が無料
完成したチャットページを受け取った公開日から30日間は月額利用料が無料です。
この無料期間は月額料金に対するものであり、通常の初期設定費用49,800円は必要です。
実際に見込み客へURLを送ってみて、
「どの程度質問されるのか」
「営業現場で使いやすいか」
「管理画面のデータが役立ちそうか」
を確認してから継続を検討できるのは安心材料のひとつでしょう。
契約期間の縛りはない
最低利用期間は設定されていません。
契約は1か月ごとの自動更新で、当月末までに解約を申し出れば翌月分から解約できます。
長期間の契約を前提としたサービスではないため、「まず営業活動で使ってみたい」という企業でも検討しやすい料金体系といえます。
上限を超えると追加料金が発生する
各プランの往復数を超えた場合は、30往復ごとに980円(税込)が追加されます。
ただし、自動追加を希望しない場合には、上限到達時にAIの自動応答を停止する設定も選択できます。
予算を固定したい企業は、申し込み時に自動追加の設定も確認しておくと安心です。
きける資料のメリット、デメリット
きける資料のメリット
見込み客が聞きにくい疑問を拾いやすい
対面の営業担当者には、
「もう少し安くならない?」
「競合との違いがよくわからない」
「本当に自社で使えるの?」
と聞きにくい場合があります。
AIであれば相手が心理的な負担を感じにくく、気になったことを質問するきっかけを作りやすくなります。
その質問が企業側にも残ることで、これまで見えなかった営業上の疑問を把握する材料になります。
営業資料を改善するヒントを得られる
資料を送って反応がなかった場合、通常は「なぜダメだったのか」がわかりません。
きける資料なら質問履歴を見ることで、
「料金説明を増やしたほうがいい」
「導入までの流れをわかりやすくしたほうがいい」
「競合との違いを説明したほうがいい」
など、改善点を検討できます。
一度作って終わりではなく、見込み客の質問をもとに営業資料を育てていける点は大きな魅力です。
URLを送るだけなので営業フローを変えにくい
新しい営業ツールを導入すると、営業担当者への教育や運用変更が必要になることがあります。
きける資料は基本的にURLを相手へ送る仕組みなので、既存の営業フローへ組み込みやすいでしょう。
「いつもの資料送付メールにURLを1行追加する」といった使い方から始められます。
最短3営業日で配布を始められる
公式サイトでは、資料など必要な情報を提出したあと、最短3営業日で制作すると案内されています。
大規模なシステム導入と比べると、比較的スムーズに試しやすいサービスといえます。
きける資料のデメリット
初期設定費用が必要
月額料金は2,980円からですが、別途初期設定費用49,800円がかかります。
そのため、「とりあえず無料でAIチャットを試したい」という企業には向きません。
一方、自社でAIチャットを構築する場合には、設定や資料の整理、メンテナンスなども自社で行う必要があります。
自社で対応する場合の工数と、きける資料へ任せる場合の費用を比較すると判断しやすいでしょう。
AIの回答が100%正しいとは限らない
資料外の情報を推測しない設計になっていますが、AIの回答について正確性や完全性が保証されているわけではありません。
重要な契約条件や金額などについては、最終的に人間の担当者が確認する必要があります。
利用者の口コミがまだ少ない
現時点では、第三者による口コミや長期的な利用レビューが十分に蓄積されていません。
「多数の導入企業の評判を比較してから決めたい」という企業にとっては、判断材料が少ない点がデメリットです。
そのため、口コミを待つより公式サイトのデモを触って、自社の顧客が利用する場面を確認してから判断するのが現実的でしょう。
きける資料をおすすめする人おすすめしない人
特徴や料金を踏まえると、きける資料はすべての企業に必要なサービスではありません。
向いている企業と、あまり向いていない企業を整理します。
きける資料をおすすめする人
特におすすめしやすいのは、次のような企業です。
- BtoBで営業資料や提案資料を頻繁に送っている
- 資料送付後に連絡が途切れることが多い
- 「検討します」のあと商談が進まない理由を知りたい
- 営業資料を改善したいが、何を直せばよいかわからない
- 営業担当者が複数いる
- 展示会・名刺・チラシなど複数の場所で資料を配っている
- SaaS・コンサル・人材・士業・広告・制作・製造業など、資料を使った提案が多い
特に相性がよいのは、営業資料を送る件数は多いものの、その後の見込み客の反応が見えない企業です。
きける資料の価値は単にAIが質問へ回答することではなく、質問を企業側に残せるところにあります。
「資料を送って終わり」になっている営業を改善したい場合は、一度チェックする価値があるでしょう。
きける資料をおすすめしない人
一方、次のような場合は優先度が低いでしょう。
- 営業資料をほとんど送らない
- 月に数件しか提案を行わない
- 見込み客とのやり取りがほぼ対面だけで完結している
- AIチャットを自社で構築・継続運用できる
- AIだけで営業や契約まで完全自動化したい
- 多数の口コミや長期間の導入実績を重視している
公式FAQでも、AIチャットを自社で作成・継続運用できる人には無理におすすめしないという趣旨の説明があります。
自社で同様の仕組みを簡単に作れるのであれば、自社運用との比較は必要でしょう。
きける資料のよくある質問疑問Q&A
Q. AIが勝手に間違った情報を答えることはありませんか?
提供資料に含まれていない内容を推測して回答しない設計になっています。
回答できない内容については無理に断定せず、担当者への問い合わせにつなげます。
ただし、AIによる回答の正確性や完全性が保証されているわけではありません。重要事項については担当者への確認が必要です。
Q. 導入時に何を用意すればいいですか?
基本的には、現在利用している営業・提案資料と、回答してよい内容・回答してほしくない内容などを入力するシートを用意します。
営業資料を一から作り直す必要はありません。
Q. 導入までどれくらいかかりますか?
公式サイトでは、必要事項を提出してから最短3営業日で専用チャットページを制作すると案内されています。
Q. 相手が質問した内容は確認できますか?
確認できます。
管理画面では質問履歴のほか、よく聞かれた内容、回答できなかった質問、問い合わせにつながらなかった会話なども確認できます。
資料改善のヒントを得られることが、きける資料の大きな特徴です。
Q. 個人情報はどうなりますか?
チャットでは氏名や連絡先などの個人情報を求めない設計になっています。
訪問者が自ら会話内へ個人情報を入力した場合についても、管理ダッシュボードなどには転記しないと利用規約に定められています。
Q. アプリをインストールする必要がありますか?
専用アプリをインストールする必要はありません。
URLからアクセスして利用するため、見込み客側へ新しいアプリの導入をお願いする必要がない点も使いやすいポイントです。
Q. 解約の縛りはありますか?
最低利用期間はありません。
1か月ごとの自動更新で、当月末までに申し出れば翌月分から解約できます。
ただし、支払済みの初期設定費用や月額料金は原則として返金されません。
Q. いきなり契約するのが不安なのですが?
まずは公式サイトにある見本を実際に触ってみるのがおすすめです。
きける資料の公式ページそのものがデモになっているため、見込み客側から見た質問のしやすさを確認できます。
「自社の商品について、この形で質問できたら便利そう」と感じるかどうかを確かめてから検討すると判断しやすいでしょう。